ドネーションに頂いたRF用トランス、IFTのようなのですが素性は?
SSGとオシロをつないで当たったところ455kHz用みたいです。
インピーダンス比は?
こんな接続でS11を測ればわかる...
こんな感じで..
455kHzをマーカーにしてj=0Ωに近くなるようにコアを調整。
その時の正規化インピーダンスの実数部分は39.5、ということは1975Ω、だいたい2kΩですね、50Ω⇒2kΩ、こりゃアレにちょうどいい。
VNAだから簡単にできる芸当ですね。
同じ手順で二つ用意します。
さ、KENWOODのYG455CN-1(入出力インピーダンス2kΩ)を測ってみましょう。
Full 2-Port校正にはバグがあるらしいので、ENH-RESP校正してS21特性をlog-Magで見てみますと。
おお、すばらしい。
250Hz帯域のフィルタが正常であることが確認できました。
便利ですねー
ただ、ダイナミックレンジが足りてないですね、あと20dBぐらいフロアが低いといいのですが、それはこのクラスでは無理というお話Hi
S21特性に0dBを超えるプロットが出てしまうなどの不具合があるというFull 2-Port校正でやってみましたが、この場合ではそんなこともなくて、ENH-RESPのときよりもフロアが低くリプルも見えてる、さらにいい感じでもっともらしいプロットになりました。
周波数のスパンなど、一定の条件で起こる不具合なのかもしれませんね。
(※追記 その後バグFixされたアプリでもう一度測ってみた結果はこちらです
校正方法の違いによるプロットの差はなくなりました。)
ちなみに、うちの非力なスペアナ+トラジェネでは分解能30Hzが限界ですのでこんな風にしか見えません。
ま、もっとマシなスペアナはもっとマシに見えるんですが^^;
VNAの小さな箱+PCだけで上のようなプロットが取れるというのはエラいことです。
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