神奈川_IC736_03
>焼けたBC帯BRFを修理したIC-736ですが,返送しようとしたところ,オーナーのkさんから
『送信も診てくれませんか?バンド間で出力差が大きいみたいです.』
との申し出があり,調べてました.
いまどきのマシンはALCでほぼフラットな周波数特性になるはずで,差がある場合BPFの切り換えが正常でないとか,特にハイバンドで落ちるときは高調波成分が多いとか,考えられます.
出力調整をしてみるとトリマポット回しきりでも14MHz以下で100Wやっとこさ,ハイバンドは50W程度....
そこで,ファイナルユニットを単体で動作させ,SSGから信号を入れて挙動を見たりしてました.(写真はテスト用ケーブル)
しかし,結論からいきますと不具合は過電流保護回路の調整不良でした.
低い電流で保護回路が動作する状態になっており,ハイバンドで効率が落ちてくると保護回路にひっかかり始めるのが原因でした.
あらためて基板を眺めるとALC・保護回路周辺に痕跡がありますので何かあったのでしょう.
受信感度も全体に低く,IFのトータルゲイン調整が狂ってました.
他人の手が入ったマシンは情報がないと苦労しますHi
| 固定リンク
「アマチュア無線」カテゴリの記事
- うーん(2019.11.02)
- 14MHzで南スーダン(2019.07.26)
- 二匹目のドジョウ(2019.07.06)
- ごもっとも(2019.07.06)
- 北米はダメ(2019.06.23)
コメント
フルパワーで送信すると今度はどこかが焦げるんだったりして
投稿: JA7RHJ/熊谷 | 2012年3月24日 (土) 18時29分
プリドライバ・ドライバ・ファイナルが全て日立の高電圧用FETでして29Vで動いてます.
どれが飛んでも入手難ですねー.Hi
投稿: Yamada | 2012年3月24日 (土) 18時44分
修理、有難うございました。
自分でいじったところの情報不足で申し訳ありませんでした。
石が逝ってなくてよかったです。
投稿: k | 2012年3月26日 (月) 09時34分
そういえばマニュアルにいろいろ書き込みがありましたねHi
力強いFETですが,壊れた時のことを考えると不安になりますね.
なかなか手に入らないでしょう.
香港あたりから出てくるebayの安価なブツはダメらしいですからねHi
先程,ゆうパックで返送しました.
投稿: Yamada | 2012年3月26日 (月) 11時23分