横浜_760_1
VCOのトリマ不良のほかにもいろいろ不具合がありそうです.
ICOMのマシンをメンテナンスしながら長く使っている人なら『あるある..』と頷けることばかりだと思いますHi
まず,電源投入時デジタル表示が出なかったり,欠けたり,また,アンテナをつながない状態でノイズが非常に多い気がします.
これはおそらくディスプレイ・ユニットのDP-6,DC/DCコンバータおよび周辺のハンダ不良,パスコン不良でしょう.
また,受信感度が急に落ちて,機械的な衝撃や送受信の操作で一時的に回復するような症状があります.
これはチューナ・ユニットにある大きなリレーOMRONのLY2-0-DC12Vの接点が酸化皮膜で半導体化しているものと思われます.
酸化皮膜が破れたり再生したりを繰り返している状態です.
修理に関してWEBの情報は取捨選択を間違えなければ非常に有用です.
The Icom Information and FAQ Page (qsl.net)はICOMに関しては非常によくまとまっていますし,ICOM America's Service FAQ Index はそれこそメーカーサイドにおける『あるある..』の宝庫だと思います.
IC-761の項目を見てみると,VCOのトリマに関してはトリマ・コンデンサがフラックスの海に浸かっているのがよくないし,シール型のプラスチック・トリマをやめてセラミック・トリマにするといいと書いてます(シール型のほうがいいのかと思ってました),また,解体したついでに三端子周りのコンデンサを交換したりハンダ上げをすること,半固定VRは固定抵抗に置き換える,などノウハウがあります.
そのほか,上記のDC/DCやリレーのことも書いてあります.
ただ,何度も申し上げますが鵜呑みにせず,取捨選択の眼力を身につけて,自己責任でってことになりますね.
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コメント
IC-750Aでもありますね~ デジタル表示が消える現象…
ところで私が知りたいと思っていたのは、IC-760とIC-750Aの性能差です。
回路図もメイン基板も写真を見る限りほとんどそっくりさんなんです。
(メイン基板に一部+αのランドがあるようですが)
巷ではかなりの性能差があるように言われたのではないかと思います。
私はIC-750Aは常用していてもIC-760と並べて比較したことがありません。
一部半導体を中心に使用部品が違ったりしているようですけれども、
それが決定的な差を生み出すかどうか…?
本件を3.8MHzで話題にして、名だたるDXerの方々からSWLカードを
もらったという実績はありますが Hi 実証できていません。
投稿: JA7RHJ/熊谷 | 2010年11月12日 (金) 12時18分
熊谷さん,こんにちは
表示が消えるのはRAMボードのハンダかDC/DCでしょうねHi
そうですか,750Aと760...
私は逆に750Aをほとんど使ったことがないのですが
たしかに760の方が評判を得ていたように記憶します.
当時コンテストではTS-830のあとに760が入ってきて
えらく違うなぁと思ったもんでした.
ブロックダイアグラムを比べてみてもほとんど同じですね
表面的にはフィルタのバンク数とキーボード入力,電源のあるなしぐらいでしょうか.
ちょっと私にもわかりませんね.
750は昔,一度だけお預かりしたことがあります.
デジタルノイズの飛びこみに難儀したように思います.
そういう意味では760の方がシールドがしっかりしてますね.
投稿: Yamada | 2010年11月12日 (金) 13時06分
忘れてました
ATUのあるなしが一番かも.
投稿: Yamada | 2010年11月12日 (金) 13時32分
ATUは…そうですね Hi
そういう周辺を外したメインボードご本尊のみの話に過ぎませんが。
トーンが濁るのは内臓スイッチングレギュレータのノイズが
PLLに乗るんだろうと思っていました。
それではと外付定電圧電源を使ったら今度はDCラインからRFの回り込み…Hi
その点は760では問題なかったようですね。
実は、750Aと760の主要部分が回路図も部品配置もそっくりであるように、
確か750と750Aも回路上はそんな違いがなかったと記憶しています。
しかし実際使ってみると750はAの有無で雲泥の差があったようで。
PLLのピュリティの差だったのかな。
750-750A-760の性能差はどこが決め手なのか?
そこらへんが良く知りたいところなんです。
そういえばうちのIC-750Aは何エンティティを旅したのだろう…
TL-922もKH5/KH5Kなどの珍には行ったけれど、その数は多くないです。
投稿: JA7RHJ/熊谷 | 2010年11月12日 (金) 18時46分
IC-760を17年使っていました、その間に故障は1回です。
18MHzや21MHzで送受共に音が歪む症状でした、やはりトリマの不良。
使いやすい無線機でした、今となってはお嫁に出した事を後悔しています。
IC-750Aは友人のRBIとRHGが使っていました、一度並べた事がありましたが、ハッキリした違いはオーディオでした。
操作性はバンドチェンジにしろAUTにしろIC-760が全てにわたって使いやすかったですね、大きさが良かった。
私のような大雑把な人間にはもってこいの無線機でした。
投稿: JA7QQQ/8 | 2010年11月12日 (金) 22時17分
760は中身ガラガラで余裕がありますね
メンテナンスもしやすいですHi
当時,760をちょっと触っただけであまりよくわかりませんね
そしてDDSが出てきてまた一味変わりましたね.
760proでPBTがなくなったのはライセンスの関係だったですかね
ちょっとした改造で戻せるようですがHi
投稿: Yamada | 2010年11月12日 (金) 22時23分