はやぶさ動向
はやぶさは4基のイオンエンジン・スラスタA,B,C,Dを持っています。
スラスタAは発射直後に不具合があり使っていなかったようで、スラスタBも中和器の電圧上昇不具合でストップ、C,Dの二機で帰還運用していたようなのですが、先日、スラスタDが中和器の電圧上昇でストップ(JAXA)、このままだと推力が落ちて帰還が遅れてしまう可能性があったようです。
そこを何とか調子の悪いスラスタAとスラスタBのニコイチで一台分の推力を得られる見通しがついた(JAXA)とのこと。
そういうことを見込んでの設計なのでしょうけど、スゴくないですか?
まだまだ前途多難だけど来年6月には帰ってこれるのか..
松浦晋也さんのレポートが詳しいです。
たしかに予算も使ってますけどね、こういうのはぜひ仕分けで削らんで欲しいと思いますね。
科学技術の元気がなくなっちゃいますよ。
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コメント
うん 新聞で読んだよ。 がんばっちょるね。
エンジン同士の接続は当初考えていなかったらしいですね。
エンジニアのお遊びでつないでおいたのが幸いしたとか・・Good job!!
知恵を出し合って「なんとか帰還させよう!」と言う現場の雰囲気。 たまらんわあ。
投稿: jh7めv | 2009年11月21日 (土) 17時49分
一億キロ以上も向こうの衛星をなんとかコントロールしようっていうんですからねえHi
『ダイオード一個を入れておけばこういう運転が出来る』
で、入れといたと、技術者魂ですなあ
投稿: Yamada | 2009年11月21日 (土) 18時50分
壮大な舞台で楽しそうな工夫をしていますね。応援したくなります。
事業仕分けでスーパーコンピュータ等は???な結論かと思っていたら
仕分け人の金田康正氏は円周率計算で有名なスーパーコンピュータの
ヘビーユーザーのようだし、仕分け人の方が上手みたいですね。
検索してみたらこちらの方の説明が解りやすく感じました。
http://etopirika.blog.so-net.ne.jp/2009-11-19
はやぶさとGXロケットは別の話かな。
投稿: JA7RHJ/熊谷 | 2009年11月23日 (月) 12時05分
スパコンはプレゼン下手というか,ひどかったですね.
ただ,プレゼンの良し悪しで決まるのもおかしいし
次回からプレゼン合戦になっちゃうようではそれもおかしいので,
客観的な有用性をどうやって示すか,ですね.
難しいですよね.
投稿: Yamada | 2009年11月23日 (月) 15時13分