今読んでる本,スタインウエイ社の歴史の部分になってきました.
興味深いのは,第二次世界大戦中,ピアノは重要な製造物でないということで政府が作らせたものはCG-4A(USAF)というグライダーの主要部品なのだそうです.
音を奏でるピアノを作っていた人々が,音を立てずに兵士を前線に運ぶためのグライダーを作っていたとは皮肉です.
鋼材が欠乏している時代なので木工の技術が生かされたのでしょう,日本と同じですね.
ノーズ・ヘビーで耐空性が悪い設計のグライダーはやがて製造されなくなり,その次に作らされたものは,やはり木工の技術が生かされたもの,『棺』だったそうです.
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