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2007年6月 7日 (木)

DDTってそうなんだ

雑感388-2007.6.5「こんなに悲しいグラフがあるんだ-DDTについて考える-」 (中西準子先生のホームページから)
ご一読されることをお薦めします.

DDTと聞くと私なんかも「危ないもの,怖いもの」とばかり思い浮かんでしまうのですが,そのDDT使用を廃止してヒトの発ガン・神経障害のリスクを減らし,鳥繁殖の環境が守られた一方,(DDTでほぼ征圧できていた)マラリア感染者は数百万人/年,死亡者は約百万人/年とリバウンドしているのですね.
やっぱり「リスク」ってものは一点を見て「無ければいい」と対応してしまうとそれに代わるリスクが突出してしまったりするので管理・コントロールしなきゃいけないものなんですね.
ゼロ・100%の話にしちゃうと簡単で一見正しそうに思われがちですが,そのわかりやすさに逃げたり騙されたりしちゃいけない.
気をつけたいですね,難しいですが..

※追記
私の記事が中西先生の間違った捉え方を無批判に鵜呑みにしている例であるとして こちらにリンクが貼られていました.
(お,カミさんの実家のそばじゃないか.)
先方の記事によるとマラリアが再燃したのはあくまでもマラリア耐性のハマダラカが原因であって安易にDDTを使えば防げたという問題ではなく危険な捉え方だという指摘のようです.
なるほど,医学の観点ではそれが常識なのでしょうか,私も中西先生のHPを見て「へぇー.」と思っただけのシロウトですからさらに勉強させてもらおうと思います.

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