12PMにお会いしましょう.
なんでこういうことを言うかというと,先日,blogの投稿を深夜00:30に時刻指定しようとしたら投稿フォームからエラーあり,「午前00時30分」の午前00時は指定できないとのこと.
じゃあ,どう入力するのか?というと0030(JST)は「午前12時30分」なんですね.
正午1200(JST)は「午後12時」,なんか午後12時っていうと真夜中な気がしませんか?私だけ?
普段24時間表記ばかり使うので気にしてなかったのですがなんかミョーだ.
EXCELの表示形式を試してみるとたしかにそうなってる.
調べてみたらJJYの独立行政法人情報通信研究機構周波数標準課が「午前12時? 午後0時?」とまとめられていました.
私のように知らなかった人はリンク先をぜひじっくり読んで下さい,面白いです.
結局ぐちゃぐちゃなんですね.
法的には太政官布告まで遡っちゃうし,アナログ時計に0時がないから12時,かといって1秒でも過ぎると午前・午後を跨いでしまうというパラドックス.
この件に関し時計協会に問い合わせたところ、昭和51年に一小学生からの疑問がだされ、担任から校長→町の教育長→県の教育長と順次その指導を仰いだが、結論が得られずとうとう文部省まで行ってしまった。文部省でも持てあましたらしく業界の代表機関である日本時計協会に文書で問い合わせがあった。時計協会では、この文書を日本時計学会と協力して、諸外国での表示例やアンケート調査を実施し、次のような見解を発表している。
『家庭用デジタル時計の表示は、国の内外を問わずすべて12時間方式を採用し、“11”時の次に来る数字は、例外なく“12”時を採用している。しかし、午前・午後の表示を伴うデジタル時計については、明かに“12”時は不適当であり“0”時を用いるのが妥当である。また、デジタル時計の究極の形としては24時間表示が至当であろう。しかし、この問題は従来からの慣習と深く関連するので早急に表示方式の規正統一をはかることは時期尚早である。』
これは,一小学生からの疑問が文部省までたらい回しされてそれでもなお結論を出せない難問だったのですね.
また,wikipediaには「英語では「正午=12PM」で0時は使わない。ビデオ録画などのデジタル時計は英語式の「正午=12PM」で統一されている(英語で午後12時はランチタイム)。」とあります.
なので英語圏発のblog用アプリとかEXCELなんかも00AM,00PMは無いわけですね.
概してアナログ的感覚ではゼロから数え始めるというのは奇異に映る場合があるようです.
例えば会社で商品コードを決めようという場合.
Aという商品グループがあって,その細分類がさらにいくつかに分かれていた場合,それぞれを私ならばA0,A1,A2...とするのですが,「なんで1から始めないんだ?」という反応があったりします.
「1からじゃ割り当てられるコードを一つ損します.」と言えば「そうか...」となります.
「二桁なら幾つから始めます?」と聞けば「そりゃ10だろ.」という答えが来ます.
"00"という考えはないようです.
ちょっと脱線しましたが,私,時刻はやっぱり24時間表記で行きます.
口頭でも,“昼の12時”,“夜中の0時”にしときます.
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