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2006年3月30日 (木)

物理学会Good Job!

今日は物理学会で「ニセ科学」とどう向き合っていくか?(田崎晴明さんのページ)というテーマのシンポジウムが開かれる画期的な日です.
私が日頃WEBでチェックしている先生方が揃って講演されるので楽しみにしています.

以前,私は「疑似科学・未科学」というエントリで

「○○はコレコレこうなのだと推察されます.」
みたいな学会発表や投稿があったとして,それが評価に値しないトンデモであっても
「××氏の説は間違っている」
ということを証明するだけの研究をするほどヒマな研究者はいませんし,批判のためだけの研究予算など取れません.

と書きました.
実際,物理学会ではアインシュタインが間違っているとかUFOがどうのとかいう常連さんが居ても放置されていたと思います.
そういった意味でこのシンポジウムは画期的だと思うわけです.
その背景には「科学っぽさを装う」商品に加担する御用学者が無視できないほどに多く,既に疑似科学とまっとうな科学の間で予算の取り合いという構図が出来てきているのかも知れません.
おりしも京都大学で大学院医学研究科教授の懲戒処分ということがありました.
この場合も「代替医療」というトンデモが入り込みやすい分野での出来事と思います.

科学はそれが絶対,とかいうことじゃなく考え方の手法です.そこを押さえると妙ちくりんなニセ科学が整理されてくると思います.

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