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2009年7月 3日 (金)

940_JA6_1

940_ja6_3 『受信感度が悪い』
というと,940の場合気になる情報があります.

工場出荷時にFETのつけ方が2箇所,逆方向になっている(ham.dmz.ro)というものです.
RFユニット,RFアンプのQ10,2SK125×2個のカスコードの一方,および,IFユニットのQ4,Q5で構成されるRX 2nd Mixer のQ4(2SK125)です.

940_ja6_4 シルクスクリーンの絵がそもそも間違っており,そのとおりに実装されると逆になってしまうというマヌケな話なのです.

私はこの話に懐疑的でした.
シルクスクリーンが間違っているということはけっこうよくある話です,ケミコンの極性など..
しかし,間違ったまま実装されて出荷されたりはせず,実際には正規の方向に修正されて製品となるだろうと思ってました.
だって,レベル調整してたら『あれ,おかしい?』ってことになるでしょうよ.

逆についてしまっているのは,アマチュアが修理したときにシルクスクリーンを鵜呑みにしてつけ間違っているのだろう,と思ってたのです.

しかし,ここにあるTS-940はまさにシルクスクリーンどおり,逆についてます.
そしてハンダの修正痕も無いのです.(写真は逆の状態)

ってことは,マジにTRIO/KENWOODはFETを2箇所逆接続のまま出荷してそれっきりなんでしょうか? 無償修理とかいう話,過去にありましたか?

TS-940オーナーさんで日頃,感度不足と思われている方は一度チェックされてみては?

(先回,お預かりした千葉940は正常な位置についてました,ハンダ痕はあったような気がします. しかし,あちこちにハンダ上げ補修の痕がありましたので気に留めませんでした.)

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コメント

同様な話、SONYのCDプレーヤーの例はインターネット上で多数見ましたよ。
ケミコンが逆に付いていて、膨らんだり液漏れしたりで故障するらしいです。
それより1~2桁生産量が少ないんでしょうから、不思議には属さないかも。
でもね~半導体ですよね? Hi

投稿: JA7RHJ/熊谷 | 2009年7月 3日 (金) 00時41分

ケミコン逆接続はけっこうありますね.
シルクスクリーンが修正されてたりよくある話で,希にそのまま製品となって出荷されてしまうケースもあるんでしょう.

この場合アンプのゲインは無いだろうし,ミキサは片肺ですか,それでも中途半端に動いてしまうので気づかなかったんでしょうねHi

投稿: Yamada | 2009年7月 3日 (金) 00時56分

逆って・・本来ドレインが繋がるべきところにゲートがつながってる訳? すごい!
それで出荷テストにパスしているところが またまたすごい!Hi

リニアその他モロモロ遊んでたヤツはいったん休止です。
来週末~再来週にかけて資格試験が続くのでさすがにお勉強しなくちゃ・・

投稿: jh7めv/シャック | 2009年7月 3日 (金) 21時49分

FETはSGDなのでソースとドレインが逆Hi
アンプになってないし,ミキサは半分動作.

お勉強,集中して下さい,頑張れー

投稿: Yamada | 2009年7月 4日 (土) 01時09分

なんか信じられないですよねぇー 出荷時の試験もいい加減って事でしょうか・・・・
この頃のKenwoodは930に続き高級TRCV市場は独壇場でしたので、
忙しかったのか・・・・・

めvさん
まだ何か取る資格あるの? 難しいやつかな?頑張ってください!

投稿: sanyoshi | 2009年7月 4日 (土) 07時08分

特定のロットがそうなってるとか..

でもメーカーは後で気が付いてるだろうし,
修理に回ってくるとこっそり直してたりするのかなあ?
何台出たか知らないけど..

940の耳がよくないって話,これだったりしてHi

投稿: Yamada | 2009年7月 4日 (土) 08時12分

>FETはSGD・・・  そうだった。 2SK125でしたね Sri

>まだ何か取る資格あるの?
あるぞ~ いっぱい。
仕事の関係でいろんな資格をとりましたが、仕事上とりあえず取ったと言うのが多くて二級どまりだったり、自分の仕事に関係ない会社にとって都合がよいだけの資格だったり。
今回は第○級○○△△技術士の資格ですがぜんぜん勉強してないなあ~
自信ないぞ・・・ 一総通の足がかりにでもしようかとHi


投稿: jh7めv/シャック | 2009年7月 4日 (土) 16時46分

二級どまり,私もね,建築士とか
でもいまさらって感じだしなあ.

投稿: Yamada | 2009年7月 4日 (土) 18時26分

二級天使、とかはないの? Hi

投稿: JA7RHJ/熊谷 | 2009年7月 4日 (土) 23時19分

マンガ家志望?Hi

投稿: Yamada | 2009年7月 4日 (土) 23時30分

930の修理で、2SK125は劣化するとのことで、交換されてる方がいました。
2SC460と同じかな。
また、2SK125Pなるのもがあるようで、このPはペアか?
抱き合わせた形のようで、シルク印刷とおなじ向きのようです。
いろいろありますね。
こちらの、930入院患者には、そのような症状のかたはいないようですね。


投稿: 神奈川のk | 2009年7月 8日 (水) 06時58分

この940でも第一ミキサあたりはかなり電力を食っていて
発熱しますので,劣化はあり得るかなと思いますね.
交換してみましたが変化がないので大丈夫そうです.

投稿: Yamada | 2009年7月 8日 (水) 08時11分

J-FETってドレインとソースを逆にしても正常動作するんですよ。
電位差によってソースがドレインになったりします。

TS-940のRFトップは意図的にソースとドレインを逆にしています。
ちなみに問題の2SK125を正しいと言われる方向に向きを直して
しまうと、自己発振(というか回り込み)を起こしますからご注意を。

電源を入れてから1分ぐらいして急に感度が上がる場合、まちがいなく
自己回り込みです。


投稿: ムゥ | 2009年7月27日 (月) 00時41分

ムゥさん,情報をありがとうございます.

>意図的にソースとドレインを逆にしています

それは設計当初のデザインでは不具合があったので
後に逆にすることで対応した,ということでしょうか?
それは知りませんでした.

発振気味になる,というようなことはなかったと思いますが
顕著にゲインが上がるということもなかったのは事実ですね.
今回はAGCが一番効いたようでした.

投稿: Yamada | 2009年7月27日 (月) 01時02分

ムゥさん

カスコードアンプのほうはムゥさんがおっしゃるようなことが在るとして,ミキサの方はいかがでしょうか?
ハーフウェーブごとに接続を逆にするメリットが理解できません.
私などはマッチド・ペアでも使いたくなるところですが..

※追記

そういえばRFユニットの第一ミキサはソース注入で2SK125P,問題の第二ミキサはゲート注入で単に2SK125なのもなんでだろう?と思ってました.出力周波数の違いで気を使うのかな,と思ってましたが..

投稿: Yamada | 2009年7月27日 (月) 08時07分

RFトップの方は正しい接続で設計してプリント基板を作ってみたものの、2SK125の
自己帰還のせいで動作が不安定になり、やむなくドレインとソースをひっくり返して
みたら安定したので、そのまま製品化した・・・・という感じでしょう。

ミクサーの方は基盤のデザイナーの勘違いで2SK125が1個ひっくり返った状態で
基盤を作ってしまったが、J-FETはひっくり返った状態でも正常に動作するもんだから
そのままになってしまった、もしくは気付かなかった・・・・のかもしれません。

RFトップは2SK125Pがヘタりかけた奴だと向きを正しくしても回り込み自己再生を
しないと推測されますが、あまりヘタっていない元気な125Pだと回り込みが起きる
模様です。

しかし正直言って、ここのカスケードアンプにわざわざペアリングされた125を使う
意図が分かりませんね。なお後継機種のTS-950ではペアリングをやめています。

投稿: ムゥ | 2009年7月28日 (火) 00時00分

ムゥさん,コメントをありがとうございます.
昨夜,書き込みを確認していたのですが,バタバタしていてお返事が書けませんでしたSRI

私はJ-FETの逆接続はRFではさすがにマズいだろうと思っていたのでムゥさんのご指摘は新鮮でした.
カスコード・アンプが設計のままだと自己発気味になる,ということも知りませんでしたし,せっかく注ぎ込んだペア品をあえて逆接続で対応したなどということも全く知りませんでした.
参考になります.(どこかにソースがあったら教えて頂きたいのですが..)

それと,ミキサはシルク印刷を間違って当初気がつかず,わかった後もそのまま目を瞑ったのだろうということですね.
一方でゲインあるいは帰還容量の差を利用して回り込みを対策し,ミキサの方は放置という姿勢はなんかいただけませんね.
メーカーのエゴのような気がします.

投稿: Yamada | 2009年7月28日 (火) 08時15分

TS-940のRFトップは明らかにドレインをドレインとして使う様に設計されていました。
それは基盤上のFET配置からも分かります。二つの2SK125Pは基盤上で向き合わ
せになるように配置され、二つをぴったり合わせる事で熱的にも結合させる予定
だった事は基盤を見れば明らかです。

しかし実際にはそうならず、片方の125Pがもう片方の125Pに背中を向ける配置に
なってしまっています。

もしドレインとソースを逆にして使う事を前提に基盤を設計していれば、二つの125P
は向き合わせになる様に配置し熱結合させる設計しているはずです。何しろ特性の
ぴったり合った125Pを投入しているのですから。なのにそうしなかった・・・・この辺り
が実に応急処置くさいですね。

なお動作が不安定になるのでRFトップの125Pの配線を変えないでくれというケン
ウッド側の意思表示があの有名な海外TS940サイトに英文で出ていたと思います。

ミクサーの方は入出力の周波数が異なりますから、2SK125の向きを修正しても
発振や回り込みは起きません。ただ配線を変えても感度が上がったりはしません。
でも精神衛生上は配線変更した方が良いと思います。

投稿: ムゥ | 2009年7月29日 (水) 00時40分

ムゥさん,コメントをありがとうございます.

なるほどと思うところもあるのですが
不安定な回路を安定させる「メーカー」の手法として
どうなんだろう?というモヤモヤしたものが残りますね.
ミキサの放置もですが,そういう姿勢がヤですね.

いろいろと参考になるご意見ありがとうございました.

投稿: Yamada | 2009年7月29日 (水) 08時23分

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