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2009年6月12日 (金)

930_JA0_1

ここ数日作業できませんでした.
今日は少しやっておきましょう.

ドライバが飛んだという信州TS-930のファイナルユニット.
普段書かないことを書きますと...

まず,ドライバTrは外した状態で,テスタの抵抗レンジで電源ラインなど落ちてはいけないところが落ちてないか確認します.目視検査も大事です,ルーペで凝視.

次にバイアス回路が機能するかどうかのテストに入ります.
ドライバTrはまだ入れずに放熱板に組み,結線します.
電源を入れる際には面倒でも必ず放熱板に組みます,でないと異常発振したり熱暴走したりします.
アンテナ端子から終端電力計につなぎますが,間に方向性結合器を入れてスペアナで異常発振の有無等を監視します.
SSB,Rcv状態であることを確認して慎重に電源投入.
異音異臭がしないことを確認します.
14MHzSSB,マイクゲイン最小で送信状態にし,ドライバのベースバイアスがVR2で可変できることを確認します.
確認したらVR2は左に絞りきっておきます.
そのままにしておくとTrを交換したときに過大なバイアス電流が流れる場合があります.

930_ja0_01電源を切って,ファイナルユニットに新しいドライバTrを実装します.
今回も2SC1969にしました.
次にバイアス調整に入りますが,L7の電源側を外して間に電流計をつなぎます.
結線して電源を入れます.
14MHzSSB,マイクゲイン最小で送信状態にし,バイアス電流が50mAになるようVR2を少しづつ右に回します.
送信しっぱなしでVR2を回すのはちょっと乱暴です.
受信状態でVR2を少し回してから短時間送信してみてバイアス電流を読むということを繰り返して所定の50mAまで上げていきます.

電源を切ってL7を元に戻します.

930_ja0_02 マイクをつないで電源を入れ,送信状態マイクゲインを少しづつ上げてパワーが出るか確認します.
良さそうだったら,キーをつなぎCWモードで徐々にキャリアを上げて様子を見ます.
実際はもっといろんなことを注意しながら作業してるのですが,「ドライバTrを交換する」という作業の影にはいろんなお約束があるわけです.

100W出てますね.
組み上げてから調整に入ります.

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コメント

おはようございます。

>普段書かないことを書きますと...
>いろんなお約束があるわけです.
細かい説明ありがとうございます。
この辺の、ノウハウは、大変勉強になります。
私は、いきなり、高価なTrを取り付け、L7の電流測定をしようといたしました。
その上、うまく測定できないので、放熱器からはずして電源を入れ、
お釈迦にしてしまいました。
やってはいけないことをやった、悪い見本のような作業でありました。(反省!)

>100W出てますね.
お~! 生き返りましたね。happy01
ありがとうございます。
退院するのを楽しみ待っております。

投稿: ja0jxw/ito | 2009年6月12日 (金) 05時40分

itoさん,お待たせしてすみません.
ここのところヤボ用がありまして
週末も上京しますので,返送できるのは来週になってしまいますSRI

私も含め,常連さんも高周波のパワートランジスタの5個や6個ぜったい飛ばしてますからご心配なくHi
高周波や高インピーダンス回路は手強いってことを覚えといてまた修行しましょうね.
電源,きれいに直ってましたよ.

投稿: Yamada | 2009年6月12日 (金) 08時50分

930、直ってよかったですね!
TRの異常発振で簡単にTRが飛んでしまいますか?
調整にノウハウがありそうですね。

投稿: 神奈川のK | 2009年6月12日 (金) 09時22分

ドライブがかかった状態でバイアスのレギュレータがパスコン不良などで発振すると一気に壊れますよね.
VRを回してバイアス調整することも過渡的な不安定要素ですので気をつけたいです.

投稿: Yamada | 2009年6月12日 (金) 09時28分

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