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2006年9月22日 (金)

JARLとPLC

「高速電力線搬送通信(PLC)の総務省電波監理審議会での最終結論について」としてJARLからPLCについての経過報告がありました.

私には後出しじゃんけんの言い訳に見えます.必死ささえ読み取れます.
長い文章ですが大事なのはこのあたりです,いかがでしょうか?

8月23日、電波監理審議会(電監審)において意見の聴取(聴聞)がおこなわれました。この聴聞に関してJARLでは、6月5日のPLC小委員会で主任から提案された15MHz~30MHzの漏洩電界の許容値を背景雑音レベルに合わせて10dB下げ、コモンモード電流値を10dBμA下げる案を厳守することを決めておりました。

 これに対し、10dB下げることは、小委員会の中立派の委員からも厳しすぎるとの意見もあり、6月29日の情報通信審議会以降も推進派はこの撤回を強く主張し続けていましたので、このパブリックコメントにおいては、ここでJARLがこの案に対して反対意見を出しても無視されるばかりか、逆に推進派の意見が取り入れられて緩和の方向に動く恐れも強く想定されました。

 研究会における長い議論の末にやっと決まった提言案であるので、あくまで10dB下げる案を守るために、本案に賛成を表明して推進派の緩和意見を封ずる作戦に出ざるを得ませんでした。

 この賛成意見は、短波使用者にとって真に不条理なPLCの普及を阻止するために、研究会、審議会で一貫してPLC反対をとり続けてきたJARLにとって、反対を貫くため最後にとった苦渋の選択でしたが、この背景の真意が充分反映されず、一部の方々から非難の声をいただくことになり残念でした。

納得できないのは

  • -10dBをひとりJARLの手柄のように言うこと.
  • -10dBが条件闘争のお題目として守らなければならなくなったというのは何時の誰の判断か?それを周知したか?
  • 「短波使用者にとって真に不条理なPLCの普及を阻止するために、研究会、審議会で一貫してPLC反対をとり続けてきたJARLにとって、反対を貫くため最後にとった苦渋の選択」それが「賛成」なのか?賛成に回ったのはJARLだけだった.この“賛成”が審議の結果に効果があったというのか?
  • 「この付帯事項は、総務省が研究会、審議会における再三にわたるJARLの要望を明示した結果であるとして喜ばしい次第です。」 JARLは原案に賛成」したんでしょう.それなのに付帯事項はJARLのお手柄?
  • オーケー,私は非難の声を上げる“一部の”人間.では,JARLの態度を評価する大多数の意見はどこに上がっているのか?大多数はホントに-10dBの条件闘争になっていることを承知していたのか?

おおっぴらに書けない大人の事情があるからこういう苦しい文章になるのだと思う.
だいたい,全国にある支部はなんで黙ってるんですか?

 特にこの問題が政府のe-JAPAN計画に基づいて閣議決定された計画であるため、この枠の中でJARL として取りうる最低値を目指して最大の努力を致しました。その結果は、アマチュア無線のために完璧な結果には至りませんでしたが、一連の対策により無線通信には大きな妨害なく通信ができるレベルにこぎつけることができました。一方推進側にはPLC実施に対し、実用化が困難と思われる値で決着することができました。

e-Japan,閣議決定だからと,むしろこっちが大事だったんじゃ?と勘繰りたくなる.
>PLC実施に対し、実用化が困難と思われる値で決着
甘くないですか?
他の団体や先生方がPLCの不合理性を主張し続けているのは取り越し苦労だとでも?

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コメント

>8月23日、電波監理審議会(電監審)において・・・・・

まともに読むと、なに言ってるのか分らん。

投稿: すぎやま | 2006年9月23日 (土) 22時12分

原会長から理事・監事さん向けにこんな文書(JE1CKAさんのサイト)が回ったらしいです.

なぜこんな事後文書が彼らに必要なのかを考えれば,あの「賛成」が理事会で決まった“周知の事”ではなかったことの証明みたいなものですね.

JARLの組織が機能していないのがわかります.
このまま自浄能力は期待出来ないですね.

投稿: Yamada | 2006年9月23日 (土) 23時20分

-10dBを獲得したのは,阪大の北川先生や日経ラジオ社の方が実測をするべきだと強く要請した結果,PLC研究会の許容値設定方法では想定通りにならないことが実測によって判明したからです。決してJARLの手柄ではありません。

また,PLC-Jが-10dB撤回を叫んでいるのであれば,むしろ,本来の主張である”さらに-10dB”をカウンタープロポーザルとして出せば良かった。PLC-Jに同調することがPLC-Jの要請を封ずるなどと言うことはあり得ません。PLC-Jがよく知っているように反対が強い中では撤回があり得ないと思ったからこそ,PLC-Jは原案賛成で行くしかなかった。規制緩和を要求したのに総務省の規制緩和に反対することは出来ないからだ。

JARLとして反対しづらいと判断したのであれば,意見を提出しなければ良かったのだ。それであれば”賛成はしていません”と後々主張することは可能だった。

もうJARLとしては前にも後ろにも動けなくなった。

投稿: PLCは問題多すぎ | 2006年9月27日 (水) 01時21分

PLCは問題多すぎさん,はじめまして

おっしゃるとおり,同感です.
今となっては「賛成」したことだけが浮いてしまってどうにもならない.

JARLは会員のみならず非会員をも含めたアマチュア無線家の代表としての自覚が欲しかったです.

投稿: Yamada | 2006年9月27日 (水) 08時42分

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