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2006年2月15日 (水)

オリンピックで思い出すこと

冬季オリンピックというと辛い思い出に結びついてしまいます.

長野オリンピックが真っ最中のころ,私の友人が末期のガンと闘っていました.
ある日,突然電話がかかってきて,40kmほど離れた某市の大学病院まで車で乗せて行ってくれないか?との事.
わざわざ私を頼って電話して来るのはよほどの事だろうと思い,すぐ迎えに行きました.
平日でしたが,当時,私は営業職も担当していましたので仕事のスケジュールはある程度自分で作れましたし,会社に事情を話して出かけました.
迎えに行ったところ,彼は必死に痛みに耐えていました.
彼を助手席に乗せ走り出しましたが会話をする余裕など全く無く,助手席に横になり,痛みが襲って来るたびに大声を上げるような状態でした.
人間が我慢できる限界の痛みだったのではないかと思います.
地吹雪がひどく,病院に着くまでの時間がとても長く感じました.

彼を病院に送り届け,処置が終わるまで自分の用事を済ませました.
カーラジオにはちょうど,ジャンプ団体で原田が大飛行を決め金メダルを獲得する様子が流れていました.
彼を乗せての帰路,少し落ち着いた様子の彼にオリンピックの話をしましたが,それに反応する余裕さえなく,助手席に横たわっていました.

彼が亡くなって二度目の冬季オリンピックですが,あのときの,どうしてやることも出来ない無力感がまた思い出されるのです.

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コメント

うーん、もうそんなに経つのか
娘さんの書道展で上野に来た
昼飯を行きつけのピザ屋に連れて行った
元気だったのを覚えている
その後すぐだったけど

投稿: sky | 2006年2月15日 (水) 09時36分

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