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2005年11月21日 (月)

TV雑感,私の目くじらなど

「世界一受けたい授業」(NTV)という番組がありますが,19日放送分に国連大学副学長の安井至先生が出ていました.
「水道水の水質は年々悪くなっている」,「ミネラルウォーターは安全」,「天然のものは安全」といった市民の誤解についてわかりやすく説明されており,さすがと思いました.
しかし,安井先生のHP「市民のための環境学ガイド」によると1/3程度にカットされていた模様です.
興味がある方はHPのこちらこちらで放送されなかった部分も確認できます.

概してバラエティ番組は視聴者の目を惹こうという意図でアヤしげな内容になりがちなところ,この番組は至極まともな内容がセンセーショナルだったりするのがおもしろく,「あるある・・・」なんかと正反対の内容になったりするのが実に興味深いのです. #司会者,同じなんだけど(笑
こんな取り上げられ方でも「安井先生のHPでも見てみようか」と思われる人が増えればそれは結構なことと思います.

さて,先日,私のエントリ「安易でくだらないネタ」で波動系の「声かけ」について書きましたが,期せずして安井先生もやっかいな「水からの伝言」という記事を書いておられました.
引用させていただくと,

(1)どうせお伽噺なのだから、まあ良いではないか。
(2)「善意」に基づく話なのだから、まあ良いではないか。
(3)この話に科学性が無いことぐらいは、誰でも分かっているから、まあ良いではないか。


A君:お伽噺仮説については、表面的な現象だけを追えば、それほど問題にならないような気もするのですが、次の善意に基づく話なのか、ということも絡めれば、これは違うだろう。

B君:やはり、付加的問題点その2の波動測定器、波動転写器なるものによる商業的価値を高めるための意図が隠されている、という理解をすべきではないか。

A君:しかも、(3)科学性が無いことぐらい分かっている、という判断はどうも間違いのようですね。ウェブなどを見ていると、盲目的に「水への伝言」を礼賛するような、全く分かっていないという感じのブログなどが多いので。

B君:あの本の記述のやり方などを見ていると、科学的にも、現時点では未解明ではあるが、正当な科学であるという主張をしているように思える。しかし、これは明らかに、疑似科学である。すなわち、科学教育に悪影響を与えるという主張を、我々も積極的に行うべきであるように思える。

私も全く同感で,私ごときが何を書こうが影響力は無いかもしれないけど細々と目くじらを立てているわけです.
で,この「水からの伝言」ですが,大阪大のきくち先生のblogに6億冊の「水伝」絵本 という記事がありました.
これを読むと,波動転写器商売にとどまらず,何か薄ら寒いものを感じざるを得ません.

ttp://www.hado.com/info/waterforlife.htm

に出てますが(ちらしのpdfファイル)

..... 江本勝氏は「未来を創造していく世界の子供たちに水のメッセージを伝えていくことが世界の平和につながる」という信念のもと、"絵本版『水からの伝言』" を製作、無償配布する計画を立てた。題して「EMOTOプロジェクト」。2015年までの10年間で世界人口の10%に相当する6億5千万人の子供たち (3歳~12歳)にこの絵本を配布する計画。その公開記者会見をかねた絵本の完成披露と計画発表がこの日、会場で行われる ......
Water for lifeフェスティバルで、実際にこの発表があったようです。

さて、江本はなにを目論んでいるのか。

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